皆さん遅くなりましたが、あけましておめでとうございまます。
じゅんです。
さてさて、今回は特別に休暇をもらって、相棒の故郷である沖縄へ行ってきました。3泊4日の旅を振り返る・・・前に、飛行機苦手マンという人たちをご存じですか?
飛行機が苦手って?
そんな人いるの?苦手ってなに?と思った人もいるかもしれません。実際、相棒はそうでした。
僕は飛行機に乗るということがとても恐ろしく、搭乗すればぷるぷると震え、離着陸時にはきつく目を閉じ、ひじ掛けや相棒の手を強く握ってしまいます。
なんで?と聞かれてひと言で答えるならば、「落ちたら死ぬ」から。
いやいや、分かってるんですよ。自動車事故で死ぬ確率よりよほど低いとか、ましてや僕の好きなバイクなんかよりよほど「確率的には」安全であるとか。
しかーし!僕は確率論というものをあんまり理解していないのです。結局は「安全か、落ちるか」の二択で考えてしまうんですよ。だって落ちたら死ぬんですから、0.0003%であろうと、その当たりを引いてしまったらそこで終わりなんです。
世の中にはいろんな乗り物がありますが、それぞれのエンジン(動力)が運行中に壊れて止まった場合のことを考えてみましょう。
- 鉄道:停車できる
- 自動車・バイク:停車できる
- 船:浮かんだまま助けを待てる
- 飛行機:落ちて死ぬ
止まれないのって飛行機だけなんですよね。もちろん、自動車もいきなり止まれば後続車に追突されて死ぬとか、船も荒天なら浮いていられないとかあります。しかし、万が一のトラブルが、そのまま死に直結しているのが飛行機。人は地に足がついているし、泳ぐこともできます(僕はあまり泳げないけど)が、空を飛ぶことだけはやっちゃいけないと僕は思うのです。
乗りたくないけど乗らなきゃいけない
だったら乗らなきゃいいじゃん?ということで、独り身のときには飛行機に一度も乗りませんでした。が、人生とはわからないものです。まさかまさか、沖縄出身の相棒と出会い、結婚することになり、ご両親に挨拶しないわけにもいかなくなるとは……。
なんとか飛行機を使わずに沖縄にいけないか?と考えたものの・・・
東京⇒鹿児島まで新幹線(3万円強)
鹿児島⇒那覇までフェリー(2等船室で1万5000円)
片道5万円、時間は丸2日かかってしまいます。所要時間10倍以上、費用は約3倍になるこの選択肢をとる人はそういません。相棒にも当然却下されましたが、僕はいつかこんなのんびりした移動をしてみたいとも思っています。フェリーが好きなので。
僕が飛行機に乗るのは、今回の旅で人生4回目。1回目は小学校低学年のころで、特に怖かった記憶はないのです。
2回目は、相棒と出会い、沖縄に行く前にまずは短距離で慣らそうと、神戸⇒羽田の便に乗った時の事です。
この時は小さめなLCCの飛行機で、窓際の席に座りました。これがよくなかった。外が見えると、否応なしに自分が空を飛んでいる事を自覚してしまいます。自分の外、壁一枚隔てて、1万メートル下まで何もない。これに気付いてしまうと、もうダメです。1時間の短いフライトでしたが、ずっと震えっぱなしの、手汗ダラダラ、足は踏ん張り続けて、降りたらもうフラフラ。LCCなので映画とかも見られず、ひたすらに恐怖と戦う時間は何時間にも感じました。
「もう二度と飛行機に乗りたくない・・・」と思い、相棒にもこぼしましたが、それでは結婚できないと言われてしまい。
だから、僕なりに傾向と対策を考えました。そして、今回を含めて2回沖縄に行きました。その中で分かってきたことがあるので、飛行機苦手マンの仲間たちに向けて書いてみます。
飛行機屋さんが作る、飛行機苦手マンに向けた制作物って、だいたいどれも的外れっていうか、んなこたあ分かってんだよ、って言いたくなるようなのばかりなので……。(すみません)
飛行機苦手マンが仲間たちに贈る、飛行機の乗り方
①飛行機の仕組みを知る
僕がクルマや電車を怖くないと思うのは、走る・止まる仕組みを知っているから。ならば、飛行機がどうやって飛んで、旋回して、降りるのかを知ろうと思って、少し勉強しました。ある程度の仕組みを理解して、少し安心感は増した気がします。揚力ってすげえ。翼のフラップが壊れたら?とか、操舵系のケーブルが切れたら?とか、不安は尽きないのですが。
②実際の事故&被害を回避した事例を知る
僕は以前から、大きな事故や事件のWikipediaをよく読んでいます。航空事故、山岳遭難、鉄道事故などなど……。
何があると事故になるのか、起きた事故に対して航空業界がどういった再発防止策を取っているのか。これを知っておけば「ちゃんと考えているんだな」と航空業界に対する信頼が少し増してくるはずです。
さらに、トラブルが起きたのに、被害を軽減した事例というのが存在します。胴体着陸に成功したとか、操舵が利かなくなったのに、左右のエンジン出力の調整で向きを変えながら着陸をしたとか。あるいは、墜落をしたけど生き残った人のこと。こういった事例を集めた本をブックオフで買って、沖縄に行く前に読んでいました。
著者曰く、「飛行機に乗ったら非常口までの背もたれを数えろ(煙で見えないから)」「最後まで生き残ることをあきらめるな」だそうです。これにもだいぶ、勇気づけられました。
③大手航空会社の大きめの飛行機に乗る
大きい飛行機はやはり安定感がちょっと増しな感じがする、というのも理由ですが、僕にとって重要なのは、
- 列が増える
- 映画が見られる
この二つです。最初に乗った飛行機は、2人掛けの席が通路を挟んでいる4列タイプでした。
こんな感じ ⇒ 窓席席通席席窓
しかーし、JALやANAの大きめの飛行機に乗ると、機体幅が広いので真ん中の列が追加されて、
こんな感じ ⇒ 窓席席通席席席通席席窓
この座席配置を利用して、席はなるべく真ん中列の、機体最後尾寄りを確保します。
こんな感じ ⇒ 窓席席通席僕席通席席窓
こうすることで、ほとんど外は見えず、空を飛んでいるという意識は希薄になります。この席に座った上で、映画に没頭する。前席に据え付けられたモニターで映画やアニメなどを見ることができるので、それに没頭しまくることで飛んでいるという事実をさらに遠ざけていきます。
「機体最後尾寄り」の席を選ぶのは、低速墜落時の生存率を上げたいからです。フルスピードの墜落や空中分解ではどこの席でも結果は変わらないと思いますが、墜落事故の多くは離着陸時に起こっていて、そういう場合はやはり後席の方が生存率が高いのです。
克服はできないけど・・・
いろいろ書いてみましたが、結局は気休めにしかなりません。
ただ、最初の神戸からのフライトに比べれば、これらの対策によっていくらか落ち着いて乗ることができています。加速するときの乱暴さと、離着陸時のふわっと浮き上がるような感覚はどうしようもなく気持ち悪くて、踏ん張った足は筋肉痛になるし、着陸後はしばらく空港で休まないと動けません。搭乗手続き&到着後の休憩を考慮に入れると、新幹線でいける場所ならたぶんその方が早く着くでしょう(笑)
誰か、フルスピードで山に衝突しても壊れない飛行機を開発してくれないかな。
・・・したところで中の人は無事でないか。
沖縄新幹線、作ってくれないかな。
・・・本当に構想はあるらしくてびっくりしましたけど、まあ開通はありえないでしょう。
あるいは、佐渡とか伊豆大島に行くジェット船の沖縄航路を作ってくれないかな。
・・・計算してみたらだいたい20時間くらいですね。まだ実現可能性がありそう。ないけど。
絶対安全な高速移動を実現できる乗り物を、誰か頭のいいひとに開発してほしいものです。AIより自動運転より、その方が人類の夢じゃないのかなあ。
続く
