新しい竿を買って釣りに行った。スカイキャスター AGS 30-405

釣り

みなさんこんにちは、じゅんです。
前回釣りの記事を書いてみたら筆が乗りすぎて、いっそ釣りブログに変えてやろうかともくろんでいます。笑

さて、7月は会社員待望の棒☆茄子シーズンですね。

大企業勤めの皆さんには鼻で笑われるレベルの金額ですが、僕もちゃんともらえました。

相変わらずの金欠マンなので、無難にためとくかあ??と思っていたのですが、ふと見ていた中古釣具サイトに、アノ竿の出物が!

緊急補正予算案をエクセルで作って、向こう3カ月くらいの出費を計算。よし、いけるっ!ポチー

2日後、やたらとデカい箱が届きました。開けてみると・・・

意外と地味な竿袋。からの~??

ダイワ スカイキャスター AGS 30-405

この竿は2018年にデビューしたのですが、2年後にコロナ禍が始まったせいか製造が滞り、そこからろくに生産が行われないままカタログ落ちをしたモデル。ずっと中古釣具サイトにたまーに出品されていてもすぐに売れてしまったり、僕自身の先立つものがないタイミングだったりして、なかなか買えずにいたのです。

さてさて、ちょうど届いた2日後に友達と釣りに行く予定があったので、さっそく海へと持ち出してみました。

カーボンガイドのアタリは「ぬるるるっ」?

7月某日、友人H君とともに三浦半島某所の浜へ出かけました。

静かな澄んだ海、新しい竿。これは期待度マックスだ。

が、しかし、釣りとはそう甘くないものです。
ゆっくりと仕掛けを引きずってきますが、なかなか反応がなく。2回目のキャストでようやく反応がありました。

「ぬるるるっ」

何このアタリ。ふつうブルブルッとかコツコツッとかでしょう。
新竿はダイワご自慢のAGS(カーボン製のガイド)を搭載していて、軽さとアタリ感度が売り。AGSは初体験だったので、どんなもんかな~?と思っていたら、変なアタリ・・・。
巻き上げてみると、小さなメゴチ。うーむ、これのアタリをちゃんと伝えてくるというのはすばらしい、と感心しましたが、肝心のキスさんが不在。友人の竿にもアタリはなく、3投ほどで見切りをつけて浜を変えることにしました。

移動先を考えているときに、ふと思い出して、
「そーいえば、毎年7月くらいに○○のあたりに行くと、いっつも良型のキスがそこそこ釣れるんだよね~」
とH君に言うと・・・というか話しながら自分でも思いましたが・・・
H君「それを先に言えよww」
うん、ほんまそれ。

移動大成功!良型のアタリをAGSで楽しむ

三浦半島のほかの浜は海開きしていて釣りは不可能なので、大きく西へ進路を取りました。

やってきたのは湘南の某所。

見る人が見ればわかる場所。川の流れ込みが複雑な地形を形成しています

魚は近いだろうと思ってチョイっと投げますが、なかなかアタリがなく、一方で遠めを探っていたH君の竿にアタリが!

良型の2点掛けに成功!おーっ、いるじゃんいるじゃん!!

すかさず僕も、慣れない新竿で遠投をかますと・・・

ブルブルッ!ガンガンガン!

うっひょー。青い竿の初ヒットは3連です!
サイズを測ってみると・・・

20cmの良型でした。ヤッタネ。

その後も18~20cmクラスがぽつぽつと釣れてとても楽しい。

大体キス釣り師の皆さんは30匹とか50匹とか釣っちゃうんですが、そんなに釣っても食べきれないので、僕の目標はいつも「旬の型物を10匹」。
10匹に届いたところで飲み物も少なくなってきたので、終わりにしました。

今回は型が良かったので、久しぶりのお刺身にも挑戦!

普通のお刺身と、皮を残して湯引き。僕は湯引きをポン酢でいくのが気に入りましたが、相棒は普通のお刺身が好きなようです。新鮮なキスのお刺身は釣り人の特権ですよ。皆さんもぜひぜひ。

スカイキャスターどうなの?(マニア向けインプレコーナー)

※ここからはマニア向けのお話です。ここまで読んでくれた一般釣りファンの皆様、ありがとうございましたーー。

買う前にスカイキャスターAGSのインプレッションをネットで調べていたんですが、あまり情報が出てこなかったので、ここで第一印象だけでも書いてみようかなと思います。比較対象はここ10年のメインロッド、サンダウナーコンペティションⅡ 31-405(チタンガイド7点、#1のガイドはシングルフットの超軽量仕様)となります。

2018年デビュー、3代目スカイキャスターの特徴をまとめると、「AGS搭載」「HVF+3DX」「#3が長い」といったところでしょうか。2024年デビューの現行型は「チタンガイド」「SVFだけど3DXなし」「#2が長い」ですね。全然違うじゃん。

・AGS(エアガイドシステム)
ダイワ御自慢のカーボン製ガイド。超軽量で振り抜きスピードアップ、超高感度をうたっています。僕の中で一番の決め手はこれでした。
振り抜きスピードは数回しか投げていないのでまだ何ともですが、感度は素晴らしいの一言。今までも十分に高感度だったのですが、より明確に魚種の違いを感じ取れます(キス、フグ、メゴチしか釣っていませんが)。キスのアタリはかなりはっきり、ガンガンガン!っと手元に伝わってきます。
一番の違いは、砂底の感覚がよく伝わってくることかもしれません。障害物に当たったときのコツンがはっきりと伝わってきて、最初の釣り場での根掛かり回避にも役立ちましたし、正確なポイント把握にもつながりそうです。
ダイワのテスターさんのレビューでは「糸のこすれまで伝わるノイジーさが最初は嫌だった」というようなことを言っていましたが、僕はそこまで気になりませんでした。

・HVF+3DX
スカイキャスターが3代目まで採用してきたカーボン素材がHVF(High Volume Fiber)。ダイワの投げ竿の上位機種ではさらにカーボン密度の高いSVF(Super Volume Fiber)が採用されていますが、HVF採用のスカイキャスターはすこーしマイルドな仕上がりというのが通説ですね。

そして、3DX。サンダウナーコンペティションⅡで初採用(だったはず)された、形状復元力に優れた構造。高校時代、大磯で開催された投げ釣りのトーナメントに初めて参戦したとき、ほとんどの先輩方がサンダウナーを携えていて、ひょえーかっこいいいいとなりました。その翌年には、バイト代をはたいて同じ竿でスタートの列に並ぶことができて、とても高揚したものです。
3DXがあるとないとでどれだけ違うのかはわかりませんが、遠投派の集う湘南で支持率が高いものは間違いないはず。あと、模様の透け方がかっこいいんですよね。青くてスケスケとか絶対かっこいいじゃん、いつか欲しいなと思っていました。
しかし、現行のスカイキャスターにはこれが巻かれておらず、AGSも追いはぎにあってしまったので、コストカットの波が襲う前の3代目を手に入れることとしたのです。

さて、肝心の投げ心地ですが、これはおそらく次の項が関係してきます。

・#3が長い
これがけっこう曲者?というのがファーストインプレッション。
浅めのV字でひょいっと投げる分には癖がなく、楽に6色くらいまで仕掛けを運んでくれるのですが、深めのV字でフルキャストすると、なかなかに手ごわい。
HVF素材で、サンダウナーよりワンランク下の号数ということでたらしは短めに、元ガイドと#3継ぎ目の間あたりに設定してみたのですが、思ったより反発が早く、抜けキャストが連発。釣り終盤に遠投し始めたので疲れていたというのもあると思いますが、なかなかうまく振り切ることができませんでした。

体感的には#2の長いサンダウナー31号と同じくらいか、より硬く感じました。もちろん、ガイドセッティングにもよるんだと思いますが。
次回はサンダウナーのときと同じくらい、#3継ぎ目あたりまでたらしを取って、タメを作れるように投げてみたいと思います。

【おまけ】AGS、折れてました

カーボンガイドって折れそうで怖い。そういう時期が僕にもありました。
でも、色々調べてもそんなにたくさん折損事例が出てくるわけでもないので、大丈夫だろってことで買ったのですが・・・

最初の釣行を終えて、竿をふきふき。あれ、トップから2番目のガイドに糸くずがついてるな。ふきふき。あれ、まだついてる。ふきふき。あれ?・・・

カーボンの繊維だ、これ。ガーン。

分かりづらいですが、めきょっといっています。あれー?元からだったか?
とはいえ、もう釣りに行っちゃったし、中古竿だし。

幸い完全にポッキリというわけではなかったので、根元からエポキシで埋めて処理しておきました。
メーカー修理は高そうだし、しばらくこれで様子を見ようと思います。

あまりにもポキポキ逝くようなら、チタンガイドに巻き替えてやろうかな(笑)

もう少し、今シーズンいっぱい使ったらインプレ第2弾を書いてみようと思います。ではまた。

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